臨地実習での受け入れ体制も万全です

関東学院大学看護学部では、2022年度カリキュラムより、今後ますます求められる看護の対象や場の多様性を理解するための臨地実習を導入しました。また、カリキュラムのなかで多くを占める合計23単位の実習は、講義、演習、実習の科目間の繋がりに合わせ、段階的に配置しています。その特徴は、横浜市を中心とした近隣施設との連携により、学生の実践経験とリフレクションを重んじた展開とすることです。

1年次5月の実習では、保健医療福祉・教育といった看護の多様な場に身をおき、対象の広さと多様さに触れ、多職種との連携・協働の重要性について理解します。続いて1,2年次は、基礎看護学実習を通して、看護師が実践のなかで行っている経験や知識との照合からの判断や推論の基本的な考え方を学びます。ここでは、提携施設の総合病院に入院する患者のニーズに合わせた援助について実践していきます。

3年次春学期・秋学期には、総合病院や地域子育て支援拠点、助産所、地域ケアプラザ、提携施設の小児病棟、精神科病棟等において、様々な発達課題や健康課題に合わせた看護の実践の基礎を学びます。

4年次春学期には、訪問看護ステーション、精神障害者地域活動センター・作業所で、自宅や地域における支援について学びます。4年次9月には、それぞれの専門領域に配置されたがんセンターや在宅クリニック等で実習を行います。幅広い学修を行い、看護専門職として探究する態度をもち、主体的に学び続けることのできる能力の育成につなげます。

実習施設

国家公務員共済組合連合会 横浜南共済病院
横浜市金沢区

ICU、CCUをはじめ、地域に密着した急性期型医療や24時間の救急医療体制を実施。地域の診療所との病診連携など、地域と連携を図りながら地域医療の中心的役割を果たしている。神奈川県災害拠点病院、がん診療連携指定病院、神奈川県DMAT指定病院。地域医療支援病院。

国家公務員共済組合連合会 平塚共済病院
平塚市追分

救急センター、循環器科と心臓血管外科が共同運営する心臓センターや神経内科と脳神経外科が共同運営する脳卒中センターを整備し24時間体制で活動。地域医療支援病院となり、訪問看護ステーションを併設し地域の医療機関とともに地域完結型の医療を目指している。

国家公務員共済組合連合会 横須賀共済病院
横須賀市米が浜通

三次救命救急センター、CCU、NICU、周産期母子医療センターを有している。地域医療支援病院、がん診療連携拠点病院、災害拠点病院で神奈川DMAT指定。高度医療と地域医療の充実のため、専門・認定看護師を育成し、活躍している

国家公務員共済組合連合会 横浜栄共済病院
横浜市栄区

横浜市栄区内唯一の急性期型病院。4疾病、1事業(救急医療)に関して連携体制を構築し、この分野の診断と治療を地域完結型とすることを目指している。循環器分野に強く、脳卒中に関しては横浜南部の診療連携ネットワークの中心となっている。

社会福祉法人聖隷福祉事業団 聖隷横浜病院
横浜市保土ヶ谷区

2015年で設立12年を迎えた25診療科目を持つ急性期医療を中心とした総合病院。「救急診療体制の再構築と強化」、「高齢者医療の充実」、「将来を見据えた診療体制の再編」、「地域連携部門強化」を病院運営の柱と定め、横浜市の中核病院として地域貢献に努めている。

学院内での連携施設

関東学院 六浦こども園

関東学院教会幼稚園として1948年に誕生。関東学院幼稚園、関東学院女子短期大学付属幼稚園、関東学院六浦幼稚園と名称を変え、2013年4月より新園舎とともに認定こども園「関東学院六浦こども園」として再出発。隣接する関東学院大学との連携のもと「遊びが学びになるこども園」をテーマに、主体性と創造性と感性を育むクリエイティブな保育を展開。

関東学院 のびのびのば園

1976年の関東学院野庭幼稚園の開園以来、子どもひとりひとりに寄り添って個性や特性を受け止め、お互いを大切にしあう関係づくりに配慮しながら保育を行なってきた。2012年4月に認可保育園を併設した認定こども園「関東学院のびのびのば園」として歩みだし、未就園児の子育て支援など、地域密着型の保育を進めている。

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