◆慢性疾患の子どもと家族における管理行動の継続に向けた支援◆
私の研究活動の一つとして、チャイルドアズマ(CA-SMaTA)というアプリを公開しました。本アプリは小児ぜんそくの知識を提供するだけでなく、「コンピュータテイラリング」という手法を用いて、ユーザー個々のぜんそくコントロール状態や日々の服薬状況に合わせた個別メッセージを継続的に配信する点が特徴です。慢性疾患であるぜんそくの子どもと保護者の長期にわたる管理を、ツールによって長期的にサポートすることを目標に開発しました。
前述のアプリに関して直接的に講義で扱うことはありませんが、行動を継続するテクニックを実習で助言する、慢性疾患の子どものストレスに関する研究成果を講義の関連項目において教授するなど、教育と研究のつながりも大切にしています。私は教育において、最新のエビデンスに基づく小児看護と子どもの権利の保障を重視していますが、学生には子どもの権利保障を常に念頭に置き、エビデンスに基づく看護を一緒に探求していくことを期待しています。
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*看護学部教員の主な研究業績については、教員紹介をご覧ください。
研究形態 | 研究テーマ | 研究代表者(領域) |
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研究助成 | 都市部に在住する後期高齢者における居場所の研究 | 上野佳代(老年看護学) |
研究助成 | 神奈川県内の幼稚園・保育所・認定こども園を利用する子どもの家族が施設に求める災害対策 | 橋浦里実 (小児看護学) |
研究助成 | 国内における「ユマニチュード」導入の現状と課題 | 吉見早紀子(老年看護学) |
研究形態 | 研究テーマ | 研究代表者(領域) |
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研究助成 | 認定看護師が自律して活動するための自己評価尺度の開発 | 末永真由美 (基礎看護学) |
研究助成 | 切迫早産で入院した妊婦のケア実践評価尺度の開発 | 山本洋美 (母性看護学) |
研究助成 | 幼稚園・保育所・認定こども園が子どもの家族と行う災害対策に関する調査 | 橋浦里実 (小児看護学) |
研究助成 | 心不全患者へのテレケア導入に際しての看護師の認識とそれに影響する要因についての文献検討 | 荒居康子 (在宅看護学) |
研究形態 | 研究テーマ | 研究代表者(領域) |
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研究助成 | A市内の地域施設に通所する精神障害者の身体的健康の課題 | 栗城尚之 (精神看護学) |
研究助成 | 一般業務と兼任の認定看護師が所属部署の看護の質改善のために自律性を発揮して活動するプロセス | 末永真由美 (基礎看護学) |
研究助成 | 幼稚園・保育所・認定こども園に通う子どもの保護者が施設に求める災害対策と看護支援における課題 | 橋浦里実 (小児看護学) |
研究助成 | 海外で就業する日本人の健康を支援する看護職者の役割と求められる能力 | 深谷安子 (在宅看護学) |
研究助成 | 妊活をしている女性の心理的特徴と支援の実態 | 山本洋美 (母性看護学) |
関東学院大学看護学部教養学会は、正会員として看護学部専任教員(特約教員含む)及び助手、学生会員として看護学部学生に
よって構成されており、看護学部共通科目教育に関する調査・研究等を行い、看護学部共通科目の充実に資することを目的として
います。本学会では、学生が人として、また看護専門職として成長するための土台となる教養教育の充実を図るため、講演会など
を企画・運営いたします。本学会活動が学会員にとって、豊かな人間性と高い倫理観を涵養し、主体的に自己研鑽することのでき
る能力の育成など看護専門職者としての成長の土台づくりにつながることを期待しています。
時期 | 講演会名 | 講師 | 報告 | |
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2014年 | 1月20日 | 現代における笑い | コラアゲンはいごうまん(ワハハ本舗) | 2013年度講演会 |
2014年 | 11月5日 | 命の事実といのちの物語と | 鈴木公基准教授(本学教育学部こども発達学科) | 2014年度講演会 |
2016年 | 1月7日 | 「生存の技法」 ~ALS等の在宅介護~ |
川口有美子氏(NPO法人ALS/MNDサポートセンターさくら会理事、日本ALS協会理事) | |
2016年 | 1月12日 | ALSの現場から見た生と死 | 川口有美子氏(NPO法人ALS/MNDサポートセンターさくら会理事、日本ALS協会理事) | |
2018年 | 1月19日 | 「笑顔のコミュニケーション」 | たきれいこ氏(スマイルコンシェルジュ) |