看護学部における地域貢献
看護学部では、大学の「人になれ 奉仕せよ」の校訓の下、「地域に支えられ、地域に奉仕する看護学部」というコンセプトを軸に、学部の様々な人的・知的資源(シーズ)や施設を活用し、人々の健康や医療・福祉に関わる分野について公開講座を開講しています。また個々の教員は、保健・医療施設及び看護協会主催の研修会や講演、研究指導などを積極的に行うなど、日頃の教育・研究活動の成果を地域の皆様に広く還元しています。地域貢献の一部を紹介します。
ひらめき☆ときめきサイエンス
病気別の食事を考えた自分カルテ作り:人形のおなかを見てさわってきいてみよう
小学生向け研究体験プログラム「ひらめき☆ときめきサイエンス」として永田真弓教授は「病気別の食事を考えた自分カルテ作り~人形のおなかを見てさわってきいてみよう~」を開催しました。永田教授の研究分野である小児がん治療中の小学生用に開発した食生活を支援するプログラムをアレンジし、小学5・6年生の受講者が科学的根拠に基づいた病気の時におこりやすい症状別の食事について学び、自分の体の状態に合った、食事について考える機会となっています。詳細についてはこちらをご覧ください。
横浜市が取り組むヤングケアラーの広報・啓発活動への協力
青木由美恵教授が、横浜市が取り組むヤングケアラーの広報・啓発活動の一環として2023年に開設された特設サイト「ヤングケアラー」のコンテンツに監修協力しています。特設サイトはこちらをご覧ください。
なお、青木教授は、国内初の新潟県南魚沼市や神奈川県藤沢市のヤングケアラーに関する実態調査への参加や、神奈川県外での「ヤングケアラー研修会」での講演講師を多数務めています。
公開講座:よくわかる 自分と大切な人のための認知症
超高齢社会を迎えた日本。2025年には65歳の以上の高齢者のうち、5人に1人が認知症になると予想されており、認知症とともに生きていく社会の実現がテーマになっています。このような社会背景のもと、馬場薫講師と谷島和美助教が「認知症について知ろう」、「認知症とうまくつき合おう」をテーマに、2回シリーズで認知症の理解と予防や付き合い方を解説しました。次年度もシニア世代のメンタルヘルス対策をテーマにした公開講座の準備を進めています。公開講座の詳細についてはこちらをご覧ください。