保証人の皆様へ
関東学院大学看護学部は、学院創立125周年事業の一環として、また、地域からの看護師養成への要望を受け、2013年開設するにいたりました。校訓「人になれ 奉仕せよ」を体現する学部といえます。
看護学部のカリキュラムは、より時代に即した看護師養成のため2022年度より改訂致しました。
改訂の主な内容として1年次早期からの多様な場での臨地実習の導入、臨床判断能力等に必要な基礎的能力の強化、情報通信技術(ICT)を活用するための基礎的能力の強化が挙げられます。この改訂に伴う教育効果として地域医療構想の推進をふまえた教育内容の充実、対象の多様性・複雑性をふまえた思考能力の強化、昨今のICT教育の充実につながり、学生の基礎的能力の向上に寄与すると考えています。
また、学士(看護学)を取得することと同時に看護師国家試験の受験資格を得られるよう設定しています。学士(看護学)の取得には授与方針として「人々の尊厳と権利を擁護するための看護倫理観に基づいた判断・行動をとることができる」など6つの能力を備え、かつ大学卒業時までの124単位を修得することを挙げています。昨年は新型コロナウィルス感染の影響で授業や実習がオンラインになるなど保証人の皆様には、学習方法や効果に対して多くのご心配をされたかと思います。看護学部では学生個々に担当教員を配備し、アドバイザー制度を設け、各アドバイザー教員が学生個々の履修や進路相談、学習状況や成績に関すること、健康状況等の確認を行っており、学習環境の変化に対応しながら学習効果が損なわれることないよう対応しています。さらには学生生活、国家試験対策、キャリア支援など、各担当分野の教員が連携し、学生を多面的に支援してまいります。
また本学部では5月に3年次の本格的な実習を前に大学内のチャペルにて「派遣式」を挙行しており、聖書の言葉を使いながら校訓「人になれ 奉仕せよ」をどのように体現するかを考え、実習に向かう姿勢と意欲を新たにする場面では学生の成長がことのほか感じ取れるイベントです。さらに大学におけるお子様の状況や就職に関することなど保証人の皆様と本学部教員との情報交換の場として、毎年夏から秋にかけて、全国7地区において懇談会を開催しております。本学は総合大学でもあり、看護学部以外の科目も充実しており、さらに部活やサークル等、様々な活動ができる環境もございます。看護において非常に重要な豊かな人間性を培う環境が整っております。このような学習環境のもと、教職員一同、学生の成長を見届けてまいりたいと存じます。どうぞ、保証人のみなさまもご一緒に、学生へのご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。